◆伝票の役割と種類
伝票は、本来は企業内の部・課・係に取引に関する情報を伝達するものであるが、仕訳帳に代えて利用されることが多い。
伝票には、次の種類のものがあります。
①仕訳伝票…すべての取引を記録する。
②入金伝票…現金の入金取引を記録する。
③出金伝票…現金の出金取引を記録する。
④仕入伝票…仕入取引を記録する。
⑤売上伝票…売上取引を記録する。
⑥振替伝票…その他の取引を記録する。
これらの伝票のうち、仕訳伝票だけを利用する場合には、単一伝票制と呼ばれ、2種類以上の伝票を利用する場合には、複数伝票制と呼ばれます。
複数伝票制には、3伝票制(入金伝票、出金伝票、振替伝票)、5伝票制(入金伝票、出金伝票、仕入伝票、売上伝票、振替伝票)などがあります。
試験では、複数伝票制での出題となっています。
◆伝票を利用した場合の記帳
伝票を利用した場合の記帳は次のようになります。
伝 −分類集計→ 仕訳日計表 −転記→ 総勘定元帳
票 −−−−−−−−−−−−−−−→ 補助元帳(得意先元帳、仕入先元帳)
◆仕訳日計表の作成
仕訳日計表は、1日分の伝票の諸勘定の借方と貸方の金額を勘定科目別に分類集計し、一つの表にまとめたものである。
試験では、仕訳週計表としての出題もあります。
仕訳日計表から、総勘定元帳に転記をすることになります。その際に、仕訳日計表には「元丁」という欄がありますので、転記先の総勘定元帳のページ数を記入します。
◆総勘定元帳の作成
総勘定元帳には、仕訳日計表から転記をしてきますが、その記入上の注意点は次のようになります。
伝票会計の出題では、元帳の形式は、「日付、摘要、仕丁、借方金額、貸方金額、借/貸、残高」となっている場合が多いです。
①摘要には、仕訳日計表と記入します。
②仕丁には、転記元の仕訳日計表のページ数を記入します。
③借/貸には、最終的な残高が借方残高であれば、「借」と記入し、貸方残高であれば。「貸」と記入します。
◆補助元帳(得意先元帳、仕入先元帳)の作成
得意先元帳や仕入先元帳には、伝票から直接転記をしてくることになります。
元帳の形式は、総勘定元帳と同じになりますが、記入上の注意点は次のようになります。
①摘要には、転記元の伝票名を記入します。
②仕丁には、転記元の伝票のNoを記入します。
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