◆当期純利益等の振替

会計年度の純損益は、収益と費用の諸勘定残高を損益勘定に集計して求められます。

損益勘定で計算された純損益は、個人企業では、資本金に振り替えられます。仕訳は次のようになります(当期純利益の場合)。

損益 ×× 資本金 ××

しかし、株式会社の場合には、資本金は法律の手続きを経ないと変更できないので、繰越利益剰余金の貸方に振り替えられます。仕訳は次のようになります(当期純利益の場合)。

損益 ×× 繰越利益剰余金 ××

会計期末で当期純損失が計上された場合には、の借方に振り替えられます。仕訳は次のようになります。

繰越利益剰余金 ×× 損益 ××

◆剰余金の配当・処分

繰越利益剰余金勘定の貸方残高として翌年に繰り越された金額は、決算日後3か月以内に開かれる株主総会にて、その処分が決定されます。処分の内容には、次のものがあります。

①株主配当金 処分時に、未払配当金として処理されます。

②利益準備金

イ.資本金×1/4−(資本準備金+利益準備金)
ロ.株主配当金×1/10
イとロのいずれか小さい方が利益準備金の積立額

③任意積立金 配当平均積立金、別途積立金などがあります。

そして、仕訳は次のようになります。

繰越利益剰余金 ×× 利益準備金  ××
                 未払配当金  ××   
                   別途積立金  ××

◆損失処理

繰越利益剰余金勘定の借方残高として翌年に繰り越された金額は、決算日後3か月以内に開かれる株主総会にて、その処理が決定されます。通常は、別途積立金などの任意積立金を取り崩して、損失をてん補します。仕訳は次のようになります。

別途積立金 ×× 繰越利益剰余金 ××

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プロフィール

税理士 内山誠
東京税理士会 青梅支部所属
税理士登録番号 69756

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